細野クリニック 院長 細野周作氏
六本木の細野クリニック院長。栄養療法と自律神経のバランスを調整する治療を組み合わせることで、アンチエイジングにも積極的に取り組んでいる。
また、顔とカラダのゆがみをとる画期的な治療法PANセラピーが注目を集めています。そんな細野氏にサプリメントとデトックスについて教えていただきます!!
『デトックスで肝腎なこと』

腸から吸収され、カラダの中に入ってしまった有害物質はカラダの中に絶えず蓄積されていくわけではありません。蓄積するよりも排出していく能力が高ければ減っていきますし、それ以上に摂取していれば蓄積していきます。 つまり、有害物質が蓄積しないためには、極力とらないことは基本ですが、それ以外には解毒力を高めてカラダの外の排出するようにすることが大切なのです。
カラダの中に入ってしまった有害物質を解毒するのは肝臓と腎臓です。
肝臓と腎臓の働き、つまり‘肝腎’の機能を高めることがデトックスでは重要になります。
例えば、とりすぎた塩分はオシッコと一緒に腎臓からカラダの外に出されます。
カラダのなかに溜まり過ぎないように厳重に管理されているのです。
ところが、過剰に摂取し、バランスの悪い食生活を長く続けていくと、この管理システムに不調をきたし蓄積していくようになります。
腎臓は必要なものは再吸収し、不必要なものは捨てる選択をする、最大のろ過臓器です。ろ過していくためには水分は必要ですので、水分を一日2L程度摂取しましょう。また岩盤浴やサウナのように大量の汗をかいたあとは脱水になりやすいので、水分補給を怠らないようにすることが大切です。さらに塩分の取りすぎに注意することも大切です。
次に、肝臓についてです。
薬や合成添加物、有害な化学物質は肝臓で解毒します。解毒するときに大量の活性酸素が発生します。活性酸素の量が、中和するSOD(活性酸素に対抗する酵素)や抗酸化物質よりも多ければ、細胞は傷害されます。このときに血液検査で肝機能の異常として現れます。
肝臓での解毒力を高めるためには、有害物質の摂取量を減らすだけではなく、対抗する有効成分のSODの働きを高め抗酸化物質を積極的にとることが大切になります。そのために必要となる抗酸化物質のなかで注目したいのだグルタチオンです。
これは肝臓での解毒で大活躍している物質です。
人間のカラダのなかで作られている成分で、いろいろな栄養素によってカラダの中での合成が促進されることが分かっています。
そのグルタチオンを増やすサプリとはなにかというと、αリポ酸とミルクシスルです。カレーに含まれていていま話題になっているウコンにもその作用があります。
αリポ酸は、キレーションほど即効性はないものの、有害金属をカラダの外に排出する働きがあるとする研究結果もあります。ミルクシスルはヨーロッパで長く愛用されているハーブで、脂肪肝や慢性肝炎にも効果があるとされています。
デットクスサプリは、αリポ酸、ミルクシスルと覚えておきましょう。
最後にサプリのとり方についての補則です。 サプリはカラダの機能を全体的に高めるベーシックなものと、症状があるときにベーシックに追加して飲むタイプがあります。 ベーシックなものとしては、ビタミンやミネラルを満遍なく含むマルチビタミンやミネラル、や必須脂肪酸であるEPAやDHAなどがあります。 これらはカラダの土台作りには欠かせないので、まず摂取することをおススメします。その上で症状にミルクシスルやウコンのようなターゲットを絞ったサプリを追加してとるとカラダに負担なく、効果的にサプリを効かすことができるのでしょう。
次回もお楽しみに
細野周作氏プロフィール
| 経歴 | 細野クリニック院長。内科医、皮膚科医、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医、国立健康栄養研究所認定NR。 私立開成高校、東京医科歯科大学医学部卒。東京都済生会中央病院、東京大学医学部付属病院を経て現職。 栄養療法と自律神経のバランスを調整する治療を組み合わせることで、アンチエイジングにも積極的に取り組んでいる。 また、顔とカラダのゆがみをとる画期的な治療法PANセラピーが注目を集めている。 |
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| 細野クリニック | http://www.hosono-clinic.com/ |
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2007年03月21日 09:24 更新

